〜高台　中央〜 クリス「d.gが・・・来るっ！！」


栄太「d.gが？」


梓「どこにいるの？」


クリス「あのヘリコプター・・・間違いないよ！」


栄太「分かった・・・仮にあのヘリがd.gのだとして、なんでこんな戦場にあいつらが？」


クリス「分からない・・・でも・・・もし・・・」


梓「まさか私達を殺しに来たんじゃ・・・？」


栄太「確かに、町の反乱戦争に見せかけ俺らを殺すのは訳ない話だな・・・」


クリス「私達はただでさえ、体力を失っているのに・・・」


全員「それだッッッ！！！」


栄太「俺らの体力を無くし、弱ったところで一気に畳み掛ける・・・」


梓「全力で潰しに来たわね・・・」














そのとき。


d.gのヘリのドアが開き。


数人の男達が降りてきた。











栄太「やべぇ・・・！！！来たぞッ！！」


クリス「今の私達じゃ・・・絶対に勝てない！！」


梓「みんなに知らせなきゃ！」


栄太「どうやって！？」


クリス「もう本当にマズイよ・・・・・みんなは知らないかもだけど、
　　　d.gには真治さんの弟・・・零次君がいる・・・彼はかなり強いわよ？」


梓「真治隊長の・・・弟？」


栄太「五人兄弟って言ってたからな・・・
　　　次男は死んで三男は浩二さんで四男は・・・あいつだ・・・」


梓「五人目は？」


クリス「あー、和男君って言うんだけど・・・行方不明なの・・・」


栄太「色々大変なんだな・・・真治さん・・・」


梓「弟が自分の倒すべき相手なんて・・・」


クリス「・・・・・・・」


栄太「とりあえずここに居たら俺らが危険だ！身を隠そう！」




















？？？「そうはいかねぇぜwww？」





栄太「誰だ！？」


？？？「忘れたとは言わせねェぜww？水使い！」


栄太「お前は・・・炎の双剣使い・・・火炎！」


火炎「前は油断したが・・・今度は木端微塵に斬り刻んでやるwww」


栄太「出来るかな・・・？」


無理だ。


今の俺は薬で傷は塞がっているが、少しでも激しい動きをすれば俺がオシャカだろう・・・


そんな状態で・・・どう勝つ？


今、栄太と火炎の最終決戦が始まろうとしていた。























そして、真治の前に零次が現れるのも時間の問題だった。