episode51 催眠術 inserted by FC2 system





隼人「さ・・・催眠術・・・だと?」


光斗「その通りだ。僕は催眠術でお前を操った」


隼人「何故貴様がそのような力を?」


光斗「wwww
   なにを今更www!!覚えてるだろ?お前は僕に何をやっても勝らなかったことを!!」


隼人「・・・!」


確かにそうだ。


僕は兄ながら勉強もスポーツも全て何も勝らなかった。


そう、絵の才能なんてもっての外だ。


光斗「だからあの時からお前が邪魔だと思ってたww
   兄弟なんていらない・・・家族なんていらない・・・だから全てを催眠術で壊したwww」


隼人「家族・・・?貴様・・・・・・・!!!まさか!!!!!」





光斗「そう・・・


  父の記憶障害も母の鬱病も全て催眠術で操ったwww


隼人「な・・・・・・に・・・・・・」


光斗「簡単だったぜwwあの老いぼれww」


隼人「貴様ぁあああぁあぁぁぁああぁあ」


光斗「お前も操ってやったぜwww
   一瞬で自分を見失い、しまいには自分を弟に成り済ましやがってwww」


隼人「・・・・・」


光斗「一生、報われない人生を送ってるのかと思ったら弱小軍の一味かww」


隼人「報われない・・・か」


光斗「ここで出会えたのも何かの縁だ。死んでくれよw」


隼人「成程・・・貴様は僕の全てを奪い壊した・・・ってことな」


光斗「そうだwwwもうそれらは戻ってこないし取り戻せないww」


隼人「僕はお前を許さない・・・絶対に・・・」


光斗「お前が僕を許すか許さないとかどうでもいいww
   僕はこの計画を遂行するまでだ・・・」


隼人「計画?」


光斗「まぁ、どうせ死ぬんだ・・・教えてやろう。





  この町を破壊する。僕が王となり人々を裏切り・・・殺すwww


隼人「・・・なぜお前はミステリオなんかについて行った?」


光斗「なんか、、だと?お前らみたいなカスに何が分かるんだよ?」


隼人「なんだと?」


光斗「・・・あの方だけ・・・


  あの方だけ、僕の催眠術が効かなかった・・・


そう、何を念じても・・・


あの鏡のような仮面をつけた顔を見ると・・・何も隠せないんだ。


吸い込まれそうな・・・


全てを知られているような・・・


そして、僕は一瞬で勝てないと悟った。


隼人「・・・・・馬鹿が」


光斗「なんだと・・・?この事のどこが・・・馬鹿らしいんだッッッ!!!!!!!!!!!!!!」











隼人「死んだ筈の貴様といい、防衛軍の氷男といい・・・





 どいつもこいつも軟弱なモンにすがりやがって!!





光斗「軟弱だと・・・・・・・?もういっぺん言ってみろ!!!!!!弱小軍に所属する貴様に何が分かる!?」


隼人「そう・・・僕もそうだった・・・帝国軍なんかにつがりついた・・・だから分かる」


光斗「いいや・・・僕の気持ちはお前には分からない!!!ミステリオ様は全てを納め、支配する方だ・・・!」


隼人「馬鹿かッ・・・!あいつはただのクレイジーな殺人鬼だッ!!!


光斗「もういい。お前には分かるまい。いずれ後悔するだろう・・・」


隼人「何故分からない・・・・・・光斗ッ!!!!」


光斗「黙れ・・・僕の道は僕が決める・・・さぁ・・・・・・死ね!!!」


隼人「くそっ・・・・・」








か、体が動かない!


催眠術かッッッ!!!


まずい・・・このままでは・・・


この国を救うどころか・・・僕自身が・・・・・・








光斗「またお前の全てを壊し、かつて味わった事のない世界で殺してやるよ・・・