episode47 鉄を斬る剣 inserted by FC2 system





「やめろ!!!!僕が相手だ・・・!」








誰かの声が木霊した。


ガース「あん?」


それはあまりにも・・・頼もしくて・・・


懐かしかった。


今にも、、泣きじゃくりたくなるような・・・懐かしいあの声。





























クリス「ま・・・正男?








思わず言ってしまった。


言わずにはいられなかった。


もうこの世にはいない人なのに、、それでも信じたくて・・・


ガース「あん?誰だテメェ・・・」


青年の顔はよく見えない。


だが・・・クリスはある人物と・・・比較させていた。
































???「僕は、正男でも浩二でも真治でも零次でもない・・・・・・!!!!


 お前達を殺しに来た・・・!!








ガース「なんだw?この坊主www」


ガースは振り上げていた拳を下げ立ち上がった。


クリス「誰・・・・・・?」


ガース「おい、小童www
    危ない剣ぷらぷらぶら下げてると怪我するぜww?」


???「・・・・・・」


青年は刀を一本取り出した。


ガース「あんww?この俺を斬ろうってかwww
    やめとけってwwあいつにも無理だったんだからよww」


???「?」


ガース「俺のマジックは極めて珍しいタイプでな。己の肉体にマジックを宿せるんだww」


???「そんなもの関係ない」


青年は刀を構える。








一刀流 フミコミ斬!!





青年の姿がパっと消える。


ガース「あん?」


気が付けば・・・青年はガースの背後にいた。








???「礼を言う・・・





ガースの体が斬れた。


ガース「鉄の俺を・・・・・・・・・・・・・」


ガースはゆっくりと倒れた。


???「・・・・・・」


青年は何も言わず姿を消した。


クリス「ちょ、待って・・・!!」


梓「何が起こったのか・・・全く分かんないんだけどww」


栄太「うごっ・・・・・・」


クリス「栄太君!!大丈夫!?今治療するから!」


栄太「た・・・・・・の・・・む・・・」


梓「それにしてもさっきの彼は一体なにものなのでしょうか?」


栄太「み・・・味方かは分かんないが・・・・・あの動きは・・・・・・本物だ・・・・」


本物・・・か。


栄太「俺・・・・・みんなに迷惑かけたよな・・・・・・」


梓「そんなことないよ!栄太はちゃんと・・・」











栄太「俺・・・・・もう・・・・・





 二度と・・・負けねェから!!!





栄太は溢れる涙を隠しながら・・・決意をした。