episode35 俺はそれになる inserted by FC2 system





クリス「し、真治さん・・・!」


真治「く・・・・・りす・・・お前は・・・・逃げろ・・・」


クリス「嫌です!!!私は・・・もう逃げたくない・・・うぅ・・・」


頬に一筋の涙がこぼれる。




クリス「私は・・・何の役にも立たなくて・・・みんなのお荷物で・・・っく・・・」


真治は目を閉じたまま何も言わなかった。


クリス「一年前もそうだった・・・!私が弱いから・・・正男は・・・研究室に来るなって言ったのに・・・っく・・・」


真治「やめろ。違う。正男がそう言ったのはお前が弱いからじゃない・・・・・お前をこの戦争に巻き込めたくなかったからだ。」


クリス「そんな・・・」


真治「・・・・・お荷物・・・?笑わせるな・・・」


クリス「っえ・・・?」


真治「お前はお荷物なんかじゃない・・・俺達の仲間だ・・・!


クリス「うぅ・・・うぅ・・・!)泣」


真治「分かったらさっさと行け・・・これ以上・・・俺を困らせるな・・・」


クリス「・・・・・・はい」











エレクトロ「はーいww
      お別れの挨拶は済んだ〜?」


クリス「!!??」


真治「くそっ・・・」


エレクトロ「よくもやってくれたなww死ね!!!」


エレクトロは電磁砲を繰り出す。


一直線に真治に向かうがその前にクリスが立ちはだかる。


クリス「させない!!」


クリスは銃を取り出し電磁砲を撃つ。


エレクトロ「ブァァ??女が俺になんの用だ?」


クリス「ゴメン、真治さん・・・私・・・戦います・・・!


真治「お、、、おい・・・」


エレクトロ「女や子供を殺すのって草を刈るのと同じだと思わんかww?」


エレクトロは手を前に突き出す。


クリスの表情がこわばる。


エレクトロ「死ねww」





クリス「ぐ・・・・・・・・ぁぁぁぁぁ・・・・・・!!!!」


クリスは無造作に吹っ飛ぶ。


真治「く・・・クリス・・・!!!!!!!!!!」


エレクトロ「ブァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」


エレクトロが奇声を上げた瞬間・・・








鞭がエレクトロの首を締め上げた。


エレクトロ「ぐぇぇぇぇ・・・!」


真治「!?」


エレクトロ「貴様・・・・・・!!」


エンドウ「よ・・・・・・くも・・・・・・・」


真治「エンドウ・・・!」


エンドウは体中血まみれで・・それでも立ち鞭を掴みエレクトロを睨みつける。


エレクトロ「くそっ!」


エレクトロは自力で鞭を解くと・・・


エレクトロ「もう許さん・・・・・・!!!!次こそは当ててやるぜwwwww」


エンドウ「!?」




















エレクトロ「ライトニング・ボルテックス!!!!





エレクトロは自らの究極必殺を最後の繰り出す。


真治「エンドウ・・・・・逃げろ!!!!!!!!!!!!!!」


だがエンドウは逃げ出さずずっとエレクトロを睨んでいる。








エレクトロ「今度こそ死ね!!!!!!!!!!!!!!!!!」


"ライトニング・ボルテックス"が発射される。


先ほどとは桁違いの大きさだ。


空気は乱れそこらじゅうに静電気が帯びている。


だがエンドウは表情一つ変えず立っている。





そして・・・・・・・・・・・・・・・・・・・














エンドウ「真の英雄ってどんな奴だと思う・・・?
    俺は・・・皆に信頼され皆に頼られる人だと思うんだよな・・・・・
    俺はそれになる・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!
    だから・・・・・









  一歩も引く気はねぇーぜ・・・・・・・!!!








真治「なっ・・・・・!」


真治から見えるエンドウの後ろ姿は・・・正男に似ていた。


エンドウは鞭を構える。





エンドウ「天地・紅!!!!





エンドウは全身の力と遠心力を使い"ライトニング・ボルテックス"を弾き飛ばす。


エレクトロ「な・・・!」


"ライトニング・ボルテックス"はエレクトロの方へ向かう。


当然エレクトロは避けられる筈もない。


エレクトロ「お・・・お助けください・・・・・・!!ミステリオ様ああああああああ!!」


猛烈な轟音と光を放ちエレクトロは・・・消えた。


終わった・・・。


俺は・・・・・勝ったんだ・・・!!!!