episode34 最後の猛攻 inserted by FC2 system





クリス「エンドウ君ーーーーーーーーーーーーー!!!」


あたり一面が眩しい光に包まれバチバチと耳を塞ぎたくなるような轟音に包まれた。


爆風でクリスと真治は吹き飛び壁に激突。


エレクトロ「ブァァァァァァ!!!!!!!!!」


エレクトロは奇声をあげる。


クリスは立ち上がりエンドウを探し始める。


クリス「いや・・・そんな・・・エンドウくーん!!!!」


クリスは岩を退かし穴の真横を覗く。


そこにはエンドウが居た。


クリス「エンドウ君!!!良かった!!」


エンドウ「どうも・・・・・・・あ・・・・の・・・・」


クリス「大丈夫・・・?」


エンドウ「い・・・・・・・・や・・・・・・・・駄目・・・・っぽいす」


クリス「!?」


エンドウの腹からは血が溢れ、エンドウは瀕死状態と言ってもおかしくない状態であった。


クリス「エンドウ君!!!どうしよう・・・」





エレクトロ「とっとと死ねよwww


クリス「え、エレクトロ・・・!」


エンドウ「チッ・・・・・・・・く・・・クリスさん・・・・・・早く逃げて・・・・下さい」


クリス「でも・・・!」


エレクトロ「フン、"ライトニング・ボルテックス"の直撃は避けたか・・・よく交わせたものだw」


エンドウ「ww」


エレクトロ「だがこの至近距離で俺が"電磁砲"を放ったらどうなるwww?」


エンドウ「さぁなwww
     死ぬんじゃねぇかww?」


エレクトロ「その通りだ!!!」


エレクトロは指先から電波を放つ。


クリス「エンドウ君!!!!」























が、電磁砲は四方八方に分裂した。


エレクトロ「!?」


クリス「真治さん!!」


真治「クリス・・・そこを退け・・・」


真治はクリスを退かすとエレクトロを睨みつける。


真治「随分と好き放題やってくれたな・・・エレクトロ!!」


エレクトロ「正義のヒーロー気取りかw?無理だよwwお前じゃ俺に敵わないw」


真治「だろうな」


真治は思いっきり飛び上るとエレクトロの顔面を殴りつける。











真治「時間がもったいない。とっとと、かかってきやがれ・・・!





エレクトロ「おもしろい・・・ブァァァァ!!!!」


エレクトロは真治に飛び掛る。


接近戦か・・・!


真治も飛び掛ると互いの腕を掴み合い投げ飛ばす。


真治「おらぁ!!」


真治はエレクトロの溝を殴りつける。


エレクトロ「ぶほぉあ!!!」


しかしエレクトロは怯むことなく真治の胸を殴りつける。


真治「ぐあああ!」


数メートル吹っ飛ぶが空中で体勢を立て直す。


だがもう視界いっぱいにエレクトロの顔が来る。


は、早い・・・!


真治の顔面に頭突きをする。


真治「ぐあああああああ!!!!」


真治の鼻から血が出る。


クリス「真治さん・・・!」


エレクトロ「ぐへへへへへwwww」


エレクトロは膝で真治の溝を蹴る。


真治「ぐぁぁぁ・・・!」


エレクトロは前かがみになった隙を見逃さない。


茶色の帽子を払い落とし髪の毛を掴み壁に叩きつける。


真治「ぐぅ・・・・・・!」


クリス「駄目だ・・・!さっきの戦いで体力を奪われてる・・・」


私のせいだ・・・私が弱いから・・・真治さんは・・・


エレクトロ「ブァァァァァ!!!!激弱じゃんwww」


エレクトロは笑いながら真治の帽子を拾う。


エレクトロ「こ・れ・は俺が燃やしてやろうwwwww」


真治はもう動かない。


だが目を動かしエレクトロを見る。


真治「クッ・・・」


真治は顔を歪めながら立ち上がる。


とはいっても四つん這いなのだが。


エレクトロ「ほぅwww」


真治「・・・るな・・・・・・・・わるな・・・・・・・・」


真治は連発で言葉を発す。


だが声が小さくエレクトロは聞き取れない。


エレクトロ「あん?もっと大きな声で言え!!!」





真治「それに・・・それに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・








 触るなあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!





真治は勢いよく立ち上がりエレクトロに殴りかかる。


エレクトロ「!!??」


真治は顔面を殴りとばす。


エレクトロは小さい悲鳴を上げ遠くの壁に激突する。


真治「チッ・・・意識が朦朧としてきやがったぜ・・・・・・
   やっぱ俺は弱いな・・・畜生・・・・」











真治はゆっくりと倒れた。




正男・・・


お前はやっぱすげぇよ・・・・・・


みんなの為に自分が犠牲になるなんてさ・・・・・


俺には一生できないぜ・・・


俺は仲間を・・・守ることさえ・・・出来ない・・・頼りないリーダーなんだからさ・・・





畜生・・・