〜影の通り〜 真治「エンドウ、傷はどうだ？」


エンドウ「まだヒリヒリしますが・・・大丈夫です・・・！」


クリス「そっか・・・」


真治「よし、今からこの町を抜け出すぞ！」


エンドウ「はいっ」


クリス「・・・」


真治「どうした・・・？クリス？」





クリス「本当にそれでいいんでしょうか・・・？」


エンドウ「何・・・？」


クリス「ニコルさんのお孫さんはベーカルに捕まっている・・・。それにこの町の住人はどうするんですか！？」


真治「・・・・・・・」


クリス「私は・・・私は助けたいですっ！」














「この町にマジシャンが二人とその仲間一人がいるのを確認しました。」





突如、町中にアナウンスが流れた。


真治「！？」


「大変危険です。マジシャン達に警告します。ベーカル城に一分以内に来なければ住人を延長一分ごとに殺します。警告します・・・」





エンドウ「な・・・なんだと！！！？？？」


真治「やはりな・・・ベーカルが易々と俺たちを逃がす訳がなかったんだ・・・」


クリス「どうしますか！？」


真治「行くしかないだろう・・・ベーカル城に・・・！」


今や、町中が大騒ぎ。


混乱の渦だった。


それこそ、ベーカルの狙いだと知らずに・・・。

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〜ベーカル城〜


ベーカル「奴らはまだかｗ？」


ゲン「そろそろかとｗｗ」


ワイ「来ましたっｗｗ！」


ベーカル「ほぅｗｗ」





真治「来てやったぞｗｗ」


ベーカル「よぅよぅ！待ってたぞｗｗ」


町中の住人が注目するなか、防衛軍とベーカルが会話をする。


クリス「さぁ、私たちをどうしてくれるのかしら・・・？楽しみだわｗ」

















ベーカル「安心しろｗｗ骨も残らないと思えｗｗｗｗ





エンドウ「うぅ・・・怖いｗ」


ベーカル「取り押さえろ・・・」


ベーカルがそう言うと兵士が真治達を取り囲み押さえる。


だがしかし、真治はニタニタ笑っている。


まるでベーカルと舐めるような・・・感じで。





ベーカル「俺ゃ・・・初めてお前らを見た時から気に喰わなかったんだ・・・ｗｗ」











真治「奇遇だな・・・俺もお前が気に喰わなかったぜｗｗ」


ベーカル「テメェ・・・もういっぺん言ってみろ・・・ぐはっ！」


真治は顔を近づけてきたベーカルに頭突きをし腕を掴む兵士をなぎ飛ばした。


真治「ふぅ・・・」


エンドウ「こっちも・・・完了っすｗｗ」


クリス「私もｗｗｗｗ」


ベーカル「貴様らぁ・・・！！！」


真治「せいせい堂々・・・勝負しろやっ！！」


ベーカル「いいだろう・・・アイ！」


アイ「はいっ！」


女が城の屋根から降りてくる。


ベーカル「こいつらを射抜けｗ」


アイ「はいｗ」


真治「おいおい・・・テメェは逃げんのかｗｗ？」


ベーカル「高みの見物だｗｗｗ」


エンドウ「チッ・・・素直じゃねぇな！」


アイ「さぁ、貴様ら・・・覚悟しろ！」





クリス「この女は私に任せて！」


エンドウ「何・・・？」


真治「多分こいつは・・・マジシャンだぞ・・・？」


クリス「大丈夫・・・！大丈夫だから！」


真治「・・・分かった。頼むぞ！」








今、クリスとアイの戦闘が始まる。