episode13 物語、始まる inserted by FC2 system





ここは・・・どこだ・・・?


俺は目を開ける。


木で出来た天井があった。


家の、、中・・・?


???「やっと目を覚ましましたね?真治さん」


真治「ん・・・?エンドウっ!!」


エンドウ「無事で何よりです」


真治「こっちのセリフだっ!そうだ、みんなはどこだ!?」


エンドウ「それが・・・俺も今目を覚ましたばかりで・・・なにがなんだか・・・」


真治「・・・クリス・・・?」


エンドウ「そうだ!クリスさんもいるんです!」


クリス「頭がガンガンするわね・・・」


真治「これだけか?」


真治達が居る場所はとても小さい部屋で三人しか入れないスペースしかなかった。


クリス「真治さん!エンドウ君!」


真治「俺たちはどうなったんだ?」


エンドウ「・・・皇帝ノヴァの光を浴びて。。。」


クリス「それ以来記憶がなくなって」


真治「今に至る訳か」





真治「とりあえず、ここがどこなのか知ろう」


エンドウ・クリス「はい!」


ドアを開け外に出たと思うとまた部屋があり、小さなログハウスだということが分かった。


???「おぉ・・・目覚めたんじゃな?」


真治「お前は誰だ!?」


真治達の前に居たのは椅子に座っている老人。


特に殺気も感じずニタニタ笑っていた。





???「ワシはニコルじゃ。お前さんらを助けたんじゃよww」


エンドウ「助けた?」


ニコル「そうじゃよ。道端に倒れておった」


クリス「怪しいわね」


真治「まぁ、待て・・・ではニコルさん、聞くぞ?
  ここはどこだ?





ニコル「エスバレントじゃ」


真治・クリス・エンドウ「エスバレント?」


ニコル「知らんのか?」


クリス「ニコルさん、地図とか持っていない?」


ニコル「あるぞ?」


ニコルは地図を取り出し真治達に見せた。


ニコル「ここがエスバレントじゃ。おぬし達はどこ出身じゃ?」


全員「ダウンシティー」





ニコル「・・・どこw?」


真治は地図を探し見つけ出した。


真治「あったぞ・・・」


エンドウ「なんだ、これ・・・」


クリス「こんな遠いところへ・・・?」





そう。


エスバレントとダウンシティーは気が遠くなるほどの距離があったのだ。


エンドウ「こ、こんなのおかしい!」


クリス「私達はいつここにいたの?」


ニコル「三日前じゃ。


真治「三日間だと・・・?」


ニコル「この距離は三週間かかる距離じゃ」


真治「俺たちは・・・今日は何日だ!?」


ニコル「3月28日」


エンドウ「おいおい・・・俺たちは3月25日にダウンシティーの港に居たんだぜ?」


クリス「どうなってんの?」


真治「皇帝ノヴァが何かをしたんだろうな・・・


ニコル「皇帝ノヴァ?随分と懐かしい名前じゃな」


クリス「懐かしいって・・・」








ニコル「言っとくが帝国軍m.nなら二日前に潰されたぞ?


全員「な、何っ!?」


ニコル「d.gによって潰されたんじゃ。
  そして今はd.gがこの世を支配しているんじゃ。


真治「d.gがっ!?」


ニコル「いかにも」


エンドウ「三日で何が起こったんだ・・・?」


クリス「地球防衛軍は?」


ニコル「なんじゃ?地球防衛軍って?」


真治「知らないのか・・・?」


ニコル「ああ・・・お主らは・・・マジシャンか?」


エンドウ「ああ。」








ニコル「そうか・・・」


クリス「何か?」











ニコル「教えてやろうか?今の時代はな・・・お主らが知っている時代ではない。

















 今は"マジシャン狩り"の時代じゃ。