episode12 因縁の二人 inserted by FC2 system





〜貨物部B〜


零次「もう遊びはオシマイだ・・・お前を潰す、真治」


真治「ケッ・・・やはり、もう前には戻らないか・・・」


零次「とう・・・・・・・・・ぐぁぁぁぁ!!!!!」


すると、零次は突然首を押さえ倒れ始めた。


真治「!?」








一年前の記憶が真治の頭を過ぎる。


正男・・・


正男は・・・あの日。


突然苦しみ始めた。


ワクチンを打ってないからだ。


零次は打ってあるんじゃないのか・・・?


零次「ぐぅ!!!!・・・・・・がぁぁぁ!!!」


零次は地面に蹲る。


真治「だ、大丈夫かっ!?」


零次「な・・・・・なぜ敵の俺を・・・・・心配する・・・んだ?」

















真治「お前は・・・敵じゃない・・・


零次「ば・・・・・・・馬鹿・・・・・・か・・・・・・」




















???「いやービックリしたねぇww


真治「!?」


???「彼には・・・まだ覚悟がないようだ・・・」


零次「・・・・・・」


真治「み・・・・・ミステリオぉぉ!!!!」


ミステリオ「いい勝負だったねぇwww
      零次クンが圧倒的に圧してたけどwww」


真治「・・・黙れ」


ミステリオ「そろそろ・・・かな?」


真治「何がだ!」


ミステリオ「アイツが来る・・・


ミステリオの顔は仮面で隠され見えないが・・・空気的に・・・いつものミステリオではなかった。


真治「あいつ?」


ミステリオ「・・・・・・皇帝ノヴァ」


真治「こ、皇帝ノヴァ!?」


聞いたことあるぞ・・・?


!! ガオスの時か・・・


真治「そいつが来るのか!?」


ミステリオ「ああ。私は感じるんだ・・・」


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〜貨物部〜


浩二「・・・倒したのか・・・?」


ザトシ「す、すげぇぜ!」


浩二「またお前か?」


ザトシ「どーしちゃったんだ!?浩二らしくないぞ?」


浩二「殺すぞっ!」


ザトシ「・・・悪ふざけなら・・・やめてくれ」


浩二「はぁ?」


ザトシ「お、お前はどうしちゃったんだっ?」


浩二「どうしちゃったって・・・」





























大地が揺れた。
港の水が天に向かい昇る。
全てが・・・闇に染まる。
それは・・・皇帝の影だった。









浩二「こ、皇帝ノヴァ様っ!!!」


ザトシ「な、何ぃ!?」











隼人「あれが皇帝ノヴァ・・・」


ザトシ「起きてたのかよ!てかあれ・・・人か?」


隼人「僕が所属していたとき見たことはないが・・・あれは・・・人ではない・・・」


大きさは約東京タワーくらいだ。(すいません;;)








ミステリオ「ついに来たか・・・」


真治「な・・・なんだ・・・こいつ・・・」


水の巨人が港全体を見渡していた。








栄太「お、おいっ・・・なんか外の様子が・・・変だぞ?」





この状況はクリス達も気づき始める。


勿論、エイトもだ。




















全員が貨物部に集まる。


敵味方関係なく・・・


全員の視線は全て皇帝ノヴァに注がれていた。








ミステリオ「やあ・・・ノヴァ」


皇帝ノヴァ「・・・・・・・・」


ミステリオ「ああ、話す事ができないのかwww
      人間じゃないからwwwww


浩二「き、貴様!」


ミステリオ「この話は本当だよ」


浩二「えっ?」


ミステリオ「彼は力を求めすぎて、その最終形態がコレだww」


浩二「そんな・・・」


皇帝ノヴァ「・・・・・・・・」


ミステリオ「つまり、人間じゃないんだww」


真治「くそっ・・・」


エンザン「んで奴はなんでここに来たんだ?」


ミステリオ「・・・分からない」



































その時である。
皇帝ノヴァがとてつもない咆哮をメンバーに喰らわす。
そして皇帝ノヴァの体が光り始める。









ミステリオ「こ、これはっ!!!」


浩二「う、うわっ!」


とてつもない程眩しい光がメンバーの目を焼く。











全てがおさまった。


ここはどこだ・・・?











第二章に続く・・・