episode11 皇帝のノヴァ inserted by FC2 system





クルーゼ「・・・・・・迷い?」


浩二「そう。僕は・・・・・・には・・・」


クルーゼ「確かに。確かに貴様には迷いはなくなったな」


浩二「・・・なぜ分かる?」





クルーゼ「一年前の戦いは貴様は我輩に遠慮していた。


浩二「またその話か・・・」


クルーゼ「貴様は殴ることを・・・目で拒んでいた。」


浩二「・・・・・」


クルーゼ「ところが今は違う。拒んでなどいない・・・
     全力で我輩を潰しにきている。


浩二「・・・・・・」


クルーゼ「あの時、貴様は我輩に遠慮していなかったのなら・・・勝負は分からなかったのかも・・・しれない」


浩二「・・・・・・」


クルーゼ「我輩も貴様を舐め過ぎた・・・本気で行こうか・・・」


浩二「来いっ」





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〜港 貨物部 奥〜


ザトシ「いやぁ・・・また戦うのかよ・・・」


隼人「覚悟がないのなら・・・消えろ」


ザトシ「えっ?いいの!?」


隼人「別にいいが?
   ・・・死んだ正男の願いはどうなるんだろうな?


ザトシ「うっ・・・・・・」


隼人「貴様が人間なら・・・やるべきことは一つだ・・・」


ザトシ「だな・・・」


隼人「この戦争と向き合う。そして真相を暴く。


ザトシ「ああ」


隼人は気づく。


ザトシの顔がさっきとは違う・・・真面目な顔だった。








隼人「・・・・・・・あれはっ!?」


ザトシ「んっ?」


隼人「こ・・・・・浩二さん・・・・・」


ザトシ「な、何っ!?」


いつの間にか奥から出てきていたのだろう・・・。


そこには、浩二とクルーゼが戦闘と行っていた。





しかし。


浩二はクルーゼを圧倒していた。


ザトシ「す、すげぇぜ!!!!浩二!」


隼人「流石ですっ!」


浩二「・・・・・?」


ザトシと隼人は浩二に近づく。


ザトシ「今までどこに行ってたんだよー?心配したんだぜ?」


隼人「そうですよ!一年もどこに・・・」


浩二「・・・・・?」


ザトシ「さっ、こいつも倒したし真治達のところへ行こう!」


隼人「あっ、貴様!浩二さんに気安く触れるなっ!!」


ザトシ「いいじゃねぇ・・・・・・・・・・・」




ザトシがそう言いかけた瞬間・・・


浩二はザトシの溝を殴った。


ザトシ「ぐほぉぁ!!!!」


ザトシは蹲り地面にしゃがみこむ。


隼人「こ、浩二さん・・・?」


浩二「僕に気安く触れるな・・・お前ら・・・何モンだ?」


隼人「何モンって・・・隼人ですっ!!」


浩二「隼人?」


隼人「はい」


浩二「・・・防衛軍か?」


隼人「え?はい」


隼人が防衛軍だと答えた瞬間、浩二は隼人の顔面を蹴り飛ばした。


浩二「敵かっ!」


隼人「ぐあああ!!」


隼人は吹っ飛び貨物にぶつかる。


隼人「な、なにするんだっ!?」














ザトシ「今だっ!!


ザトシは雷銃を浩二に向けシビレ弾を撃った。


浩二「し、しまった!」


浩二は立ち尽くし動けなくなる。


隼人「・・・・・クッ」


ザトシ「一体、どういうつもりだっ!」











クルーゼ「話はここまででいいかな?」


隼人・ザトシ「!?」


クルーゼ「死ねっ!ダーク・マインド!!」


ザトシ「や・・・やべぇ!」


狙いは・・・浩二だ。


浩二「!!!???」


浩二は動けない為に、直撃を免れることはできない。


しかし。








隼人が浩二の前に立ちふさがり喰らった。


隼人「ぐああああ!!」


浩二(なぜだっ・・・?なぜ敵の僕をかばう?)


ザトシ「隼人!」


クルーゼ「外したか・・・」


隼人は数メートル吹っ飛び意識がなくなっていた。


浩二「あ・・・あ・・・」


クルーゼ「チッ・・・絶対に次は外さん・・・!!」

















クルーゼは相当でかい闇球を両手で持ち上げ浩二に投げつけた。


浩二「なっ・・・・・・・・」


その闇球の大きさはフジテレビの丸い部分と同じくらいだ。(すいません;;)


浩二「お、終わった・・・」


ザトシ「いや、まだだ!そろそろシビレが切れる頃だぜ?」


確かに体のシビレが、だんだん引いてきた。


ザトシ「浩二・・・止められるか?」


浩二「ああ・・・お前らはどっか行け」


ザトシ「分かったよ・・・」


闇球はだんだん浩二に近づく。


ザトシは隼人を引きずりながら闇球の進行方向と逆に進む。


浩二「・・・・・・・・・」


クルーゼ「ふはははははっ!!!さずがの貴様でもコレは止められまい!」


浩二「どーかなww」


闇球が地面に到達する。


浩二はえぐれた地面の中へと消えていった。


ザトシ「浩二が・・・潰された・・・。」


クルーゼ「ククク・・・雑魚がぁぁぁ!!!!」


闇球が反面地面に入った頃・・・











クルーゼ「な、なぜ爆発しない・・・?


ザトシ「た、確かに爆破しねぇーな・・・」


すると、闇球の動きが止まる。


そして。











闇球が上に上がり始めた。


ザトシ「ど、どーなってんだ!?」














浩二は片手で闇球を持ち上げえぐれた地面を登っていた。


クルーゼ「な・・・・・・なにぃ!!!!!」


浩二「こんくらいで僕を殺せると思うなぁ!!!!」


浩二は片手でクルーゼに闇球を投げつけた。


クルーゼ「ま、待て・・・・・・・・・待てぇぇぇぇ!!!!」


とてつもない轟音が浩二達を包む。


浩二は・・・クルーゼを倒したのだ・・・。


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〜m.n 本部〜


ジーン「・・・皇帝ノヴァ様・・・」


皇帝ノヴァ「・・・・・・・・・」


ジーン「そろそろ・・・出番かと・・・


皇帝ノヴァ「・・・・・・・・・」























ついに・・・




















ついに始動するm.nの皇帝ノヴァ。




















地球防衛軍に・・・最悪な事態が訪れることなんて・・・誰も知らなかった・・・。