episode6 〜ザトシ&和男&クリス編〜 再開 inserted by FC2 system





〜ダウンシティー〜



「みなさーん!配給ですよー!集まって下さい!あっ、そこ!押さないで!」


そうだった・・・。今、ダウンシティーは被害者でいっぱいだったんだ。


突如現れた謎のテロ組織「ダークゴースト」。


奴らは何者なのだろう。三十分もしないうちに町のほぼが壊滅状態だ。


相当なマジシャンなのだろう。(マジシャン・・・マジックを扱う人)


和男「ザトシ!ねぇ、ザトシ!聞いてんの?」


ザトシ「あ、ああ!すまねぇ!何だ和男」


和男「配給もらいに行こうよ!」


ザトシ「そうだな。でももうすぐクリスが来る。もうちょい待とう。」


和男「おk」


そしてそれから十分後。クリスはやってきた。


クリス「やっほー!元気みんな?」


和男「クリスちゃん!!!」


ザトシ「よっ!」


・・・!!!クリスってこんなに大人だったか・・・?俺の記憶ではまだ幼かったのに。


一年って怖えーな。一年でこんなに変わるのか。もうそこらの男共が声をかけてもおかしくないな。


和男「何深刻そうな顔してんの?」


ザトシ「何でもねーよ」


クリス「じゃ早速行きましょう!!」


ザトシ・和男「ええええええええええ」


クリス「えっ!?なんでなんで??」


和男「僕たち昨日から何も食べてないんだ」


クリス「あっ!そうなの!?なら私が作ったサンドイッチ食べなよ!!」


ザトシ「wwwwwwwwwwwwwww」


和男「何でニヤけてるの?」






ザトシ「さて・・・行くかぁ!」


和男「うん!!!」


クリス「またみんなに会えるのね^^」


ザトシ「そうですよ;;」


和男「なんで泣いてるの?」









そして三日が経過した。


正男達は無事・・・とはいえないが洞窟を脱出する。


真治達もなんとか川から出た。




そして・・・




正男「お!みんな!!」


浩二「兄さん!なんで生きて・・・」


零次「この続きはじっくり後で聞くから」


真治「またうるさくなったなww」


正男「浩二が一番うるせーな」


浩二「いいだろうが!こっちは静かな真治兄さんと一週間も過ごしたんだぞ!」


零次「そりゃ、うるさくなるわなww」


正男「ところで和男達はまだか?」


浩二「あーら正男君!本当はクリスちゃんに会いたいんじゃないのかなー痛っ!」


零次「あっ!姉さん!!」


真治「姉さん?」


真治が零次の向く方に目を向けると和男・ザトシ・クリスがこちらに走ってきた。


正男「クリス!!!」


クリス「あら!正男!!久しぶりー!」


正男「おう!元気だったか??」


クリス「まぁね。正男ー全然変わらないね」


正男「そうか?クリスも変わらないじゃないかww」


とはいったものクリスは一年前と比べ・・・相当大人になっている。


浩二「はいはい。クリスちゃんとの感動の再会タイムはここまで。真治兄さんが何か話すらしいよ」


正男・クリス「話?」


真治「そうだ。今回、まだ皆には言っていなかったな。パレレシティーに集まってもらった理由を・・・」


ザトシ「そういや・・・なんでなんだ?」


零次「それを今から言うんだろ?」


和男「ザトシ馬鹿だなww」


ザトシ「;;」


真治「なぜ集まってもらったか・・・それは・・・
  今日この町の市長が暗殺されるからだ。


正男「あ、暗殺!?」


真治「そう。なぜか?それは市長がd.gの組織の存在を知ってしまったからだ。
   そしてそれを今日、市民の前で正式に公開するらしい。そしたら連中共はどうするかな?



クリス「なるほどね。」


ザトシ「d.gは秘密テロ組織だもんな。それを堂々と公開されちゃたまんないもんな」


真治「その通り。それに自身のHPで今日公開すると書き込んである。連中は必ず今日市長を暗殺するか、誘拐するだろう。」


浩二「なんて奴らだ!全く」


零次「決行時間いつなの?」


正男「それは結構重要だぞ?」


真治「あのなぁ、お前らいいか?市長が公開する時間。つまり・・・午後九時だ。今はー午後五時。四時間後だ。」


ザトシ「それまで自由行動がいい!!」


和男「小学生かよ;;」


正男「お前が言うな!!」


真治「・・・仕方ない。よし!二時間後ここに集合!それまで自由行動だ。でもCITYからは出るなよ?」


クリス「真治さん;;」


真治「よしっ!解散!!」






浩二「よし零次!僕らはハンバーガー食べに行こう!!」


零次「おう!兄さん奢って!」


浩二「ふざけんなカス」




真治「俺らはどうする?」


ザトシ「え?俺!?俺はクリスー」


真治「小学生か;;」


ザトシ「えっ?なんで、なんで!?」




正男「よし!俺はー」


和男「ハイ兄さん!頑張ってー」


正男「シネカス」


クリス「私どうしようかな・・・」


正男「なぁ?クリス!ゲーセン行かないか!」


クリス「いいけど・・・」


和男「兄さんって以外に積極的なんだ;;」




和男「・・・僕は・・・ハンバーガーでも食ーべよ!」


一人で行動した・・・。






これぞ彼の人生における最大の失敗であった。