episode24 研究所
ガチャン・・・))ドアが閉まる音
エレベーターが下に動き始めた。
正男「そういえば和男はどこにいるんだ?」
隼人「僕に言っているのか?」
ザトシ「当然だろ;;」
隼人「僕の予想だが・・・ここにはいない。」
真治「な、何!?」
隼人「ここは・・・m.nの本拠基地ではないようだ・・・」
クリス「他にまだ基地があるっってこと?」
隼人「そうだ」
ザトシ「マジかよ!!」
正男「また俺達はその本拠基地に行くのか・・・」
真治「先が思いやられるな・・・」
隼人「そろそろ着くぞ」
全員「・・・))銃を構える」
ピーン))着いた音
ガチャ・・・))ドアが開く音
真治「暗いな・・・」
隼人「静かにしろ!もうここからはどんな危険があるか分からない。」
真治「ああ、すまん」
隼人「一度僕はここを来た事があるんだがもの凄い罠がある」
正男「ま、マジかよ・・・」
クリス「まぁ、大丈夫よ!」
ザトシ「いいな。前向きで。」
クリス「なんでよっ!」
正男「やっぱりクリスを連れて来たのは失敗だったかなー;;」
クリス「ひどいよっ;;」
隼人「全く、低能な奴らだ」
真治「じゃあみんな、隼人について行くぞ」
全員「おー」
********************************
〜研究所B〜
ザトシ「ねぇねぇ、いつ着くの?」
隼人「黙れ!・・・絶対に動くな!」
真治「どうした?隼人」
隼人「いいか。指一本動かすなよ・・・」
隼人は煙幕弾を袋から取り出しそっと下に投げた。
その煙幕弾は地面に落ちるスレスレで真っ二つに切れた。
正男「な、何!?」
そして煙が中から飛び出た。
すると、正男達の周りに無数の赤い線が張り巡らされていた。
正男「な、、、なにこれ・・・」
隼人「これこそ・・・罠だ。」
正男「これに当たると・・・どうなんの?」
ザトシ「最高の切れ味で胴体を真っ二つにしてくれるぜww」
正男「おいおい・・・マジかよっ!!!!」
隼人「絶対に当たらないようにな・・・急げ!」
真治「急いだら危ないのではないのか?」
隼人「ならいいぞ。このままじっとしてろ。」
ザトシ「何かあるのか?」
隼人「この全ての赤い線が動き始めるぞ」
正男「んなもん避けられるはずがねーだろっ!!!」
隼人「だから早くしろって言ってんだ!これだから低能は・・・」
クリス「よっと・・・))避ける」
ザトシ「隼人ーお前早えーよ」
隼人は過去に訓練を受けたのかすらすらと避けている。
正男「後、どれくらいだ?」
隼人「二十秒ぐらいだ・・・」
ザトシ「おかしいっ!!!」
正男達は慎重に赤い線を避けながら次の扉へと向かう。
真治と隼人とクリスはどうにか赤い線を抜け終わった。
問題なのは・・・正男とザトシだww
隼人「後、五秒だぞ!急げ!!」
正男「分かってるよ!急がせんなよ;;」
ザトシ「ギャァース!!!!」
正男「うるせーよ!」
ザトシ「俺の帽子が・・・」
隼人「そんなことしてないで早く来い!!!」
真治「ぁ・・・時間だww」
とたんに全ての赤い線が動き始めたwww
正男「だからなんで管理人は笑ってんだよ!!」
ザトシ「ぐぁぁぁ!!!」
ザトシは動く赤い線が肩にぶつかった。
正男「うおおおおおおおおおおおおおお」
正男はギリギリで安全地へと逃げた;;
一方、ザトシもギリギリで逃げ切った。
ザトシ「マジで死ぬかと思った・・・」
クリス「えーwつまんなーいww」
ザトシ「あのなクリスちゃん;;」
隼人「早く行くぞ!」
〜研究所C〜
正男「おいおい隼人、覚醒メモリはどこにあんだよっ!」
隼人「ここだ・・・」
ザトシ「ま、マジかよ・・・」
真治「みんな集中しろっ!」
クリス「・・・」
ザトシ「うわっ!!」
全員「うるせーよ!カス!!」
ザトシ「だって・・・あれ見ろよ!」
ザトシが指をさした場所とは・・・
正男がいつか見た緑の液体である。
正男「あ、あれは・・・」
真治「知っているのか?」
正男「ああ、零次と洞窟に行ったときに見た。あれは生物の進化・成長を急速に早めるものだ。」
ザトシ「どういう意味?」
隼人「全く、低能な奴らだ・・・僕がいい例を挙げてやろう。オタマジャクシをあの中に入れて少ししたら蛙になっているようなものだ。」
クリス「そんなものを作って何の意味が・・・?」
隼人「・・・・・・・・・・・・・」
真治「!!!!お・・・・・おい・・・・」
ザトシ「どうしたんだよ!?お前ら・・・」
正男「Dark Ghost・・・」
ミステリオ「やあ。地球防衛軍のみんな。」
正男「ミステリオ!!!」
真治「なんで貴様らがいるんだっ!?」
火炎「それはこっちのセリフだぜっ!」
ザトシ「いやー危なかったな。どうせこいつら・・・覚醒メモリ狙ってるぜ」
エンザン「ご名答。という訳でお前らに用はない」
真治「エンザン・・・久しぶりだな・・・」
エンザン「また殺られにきたのかい?」
真治「前の俺と同じだと思うなよ・・・」
正男「兄さん、挑発にのっちゃダメだっ!」
ミステリオ「という訳で・・・じゃあね」
クリス「待ちなさいよっ!」
クルーゼ「では・・・行きます」
クルーゼがそう呟いた瞬間、風が吹き始め皆の姿がなくなった。
正男「クソッ!」
隼人「まだ隣のエリアにいるはずだ!追うぞ!」
ザトシ「ああ!」
エレクトロ「ミステリオ様、奴らまだ追ってきますよ・・・」
ミステリオ「大丈夫だよ・・・
こっちには正義を忘れし最強の氷のマジシャンがいるんだからwwww」