〜医務室〜


正男「クリス・・・お前は待っていろ・・・」


クリス「へ？」


ザトシ「何を・・・言ってんだ？正男」


正男「お前はここで・・・待っていろ」


真治「正男・・・？」


クリス「な、何言ってんのよ？」


正男「クリス・・・お前を研究所に連れて行くわけにはいかない」


隼人「貴様、この状況になって女の命が惜しくなったのか？」


正男「違う」


真治「正男・・・」


正男の瞳は何か決意をしていた。


クリス「じゃあなんで！？」


正男「それは・・・・・・」


クリス「私が女だから？」


正男「違う」


クリス「じゃあなんでって！？」


正男「・・・・・・・・」


クリス「私・・・みんなと行くから！」


正男「ダメだ。」


クリス「ちょっ・・・訳分かんない！」


ザトシ「正男、ちゃんと理由を言え」


正男「仕方ない・・・」


クリス「・・・・」


正男「クリス・・・お前がマジシャンじゃないからだ！！」


真治「！？」


クリス「え・・・な、何・・・マジシャンじゃないからって・・・」


正男「さっき隼人が言った通りこの先には前とは比べ物にならない程の奴らがいるだろう。」


ザトシ「だから？」


正男「俺達でも・・・危険だと思うんだ」


クリス「・・・だから・・・？」


正男「クリス・・・お前を危険な目にあわせる訳にはいかない。」


クリス「大丈夫だよっ・・・私は、全然・・・」


正男「すまない・・・」


クリス「嫌だよぉ・・・私も・・・みんなと一緒に・・・行く・・・ﾋｯｸ・・・））泣き始める」


正男「な、泣くなよ・・・」


隼人「これだから女は」


正男「なぁ、クリス分かってくれよ・・・」


真治「行っても・・・いいんじゃないのか・・・？」


正男「兄さん！」


真治「正男が危険だと思う場合には待たせればいいじゃないか」


正男「そんな二度手間・・・」


隼人「恐らくの話だが覚醒メモリは相当な量がある」


ザトシ「破壊はマジシャンじゃなくても出来るのか？」


隼人「ああ、恐らく銃一撃で壊れる」


真治「俺達がその最強な奴らと戦ってクリスに覚醒メモリの破壊を頼めばいいんじゃないのか？」


正男「・・・・・・」


ザトシ「なっ、正男」


隼人「僕はどちらでもいいが？」


正男「分かった・・・」


クリス「あ、ありがとう！」


正男「ただし条件がある。
　　危ないと思ったらすぐに逃げろ。そして俺達誰かの身に何かがあっても
　　置いて行ってすぐ逃げるんだ。それが守れるなら・・・行ってもいい・・・」


クリス「・・・分かった」


正男「よし・・・」


真治「まぁ、そんなことには絶対にならないがな！」


ザトシ「良いこと言うね〜真治君よ！」


真治「ｗｗｗ」


隼人「いつまでもここに居るわけにもいかない。行くぞ！」


クリス「研究所はどこにあるの？」


隼人「すぐそこのエレベーターで下に降りれる」


正男「じゃ行くか・・・」











正男達は研究所へと降りていった。


そこに死の男が待っていると知らずに・・・・・・・・