episode22 合流2 inserted by FC2 system





・・・絶望だ。


なぜ神は俺達にこんなひどいことをするのか・・・?


ひどい・・・。ひどすぎる・・・。


これは試練でもなんでもない。


なぜ神は・・・俺達、家族をバラバラにするんだ・・・?


和男、零次、浩二・・・


ふざけんなよ・・・。


返せよ・・・返せっ!!!!!!








ザトシ「おい?真治!」


真治「ああ、悪い・・・なんだ?」


ザトシ「着いたぞ。さっきの医務室」


真治「ああ。」


ウィィン))ドアが開く音


真治「これからどうする?」


隼人「しばらくは・・・大人しくしていた方がいいんじゃ・・・」


ザトシ「でもよ・・・」











その時である。
何者かが医務室に入ってきたのだ。






真治「!?」


隼人「っ!」


ザトシ(マジかよっ!)


真治達はそれぞれ銃を構え迎撃体勢に入った。


真治「1・2の3で行くぞ・・・」


隼人「コク・・・))頷く」


ザトシ(ああ)


真治「1・2の3!!!」


真治達は一気に飛び出し標的を確認した。


???「うわっ!ま、待て!!」


真治「・・・なっ!」


???「・・・兄さん


真治「ま、正男!!」


ザトシ「とクリス!」


隼人「貴様らか・・・」


正男「いやービックリしたぜ;;焦ったー;;」


クリス「本当。いきなり銃向けられるんだもの!」


真治「悪い悪い;;」


ザトシ「でなんでお前らが?」


正男「ああ。普通に入っただけだけど・・・」


隼人「偶然に偶然が重なったか・・・」


クリス「でも本当に良かった〜!」


ザトシ「で?これからどうする?」


真治「覚醒メモリを破壊しに行く・・・ってのはどうだ?」


正男「ああーそれいいねぇ^^あれ俺達にとってめっちゃ不利だからな」


隼人「全く・・・無能の集団だな、貴様らは・・・


正男「んだとっ!?」


隼人「いいか?覚醒メモリの製造は企業秘密・・・。」


真治「それがどうかしたのか?」


隼人「馬鹿か?奴らにとってそれは大事なものだろ?なら・・・
  今まで僕達と戦ってきた連中とは桁違いの実力を持つ奴がいるだろう。


ザトシ「なるほど・・・」


隼人「やっと気がついたか?」


正男「そういえば・・・
 浩二と零次はどうしたんだ?


真治・隼人・ザトシ「・・・・・・・・・・」


クリス「??」


真治「・・・残念だが零次は行方不明。浩二は・・・何者かに連れ去られた確率が高い・・・」


正男「ど・・・どういうことだよ・・・」


クリス「そんなことって・・・」


正男「なんでだよ・・・なんで・・・」


ザトシ「すまねぇ・・・俺がもっとしっかりしていれば・・・」


真治「いや、全ての責任は俺にある・・・」


隼人「・・・・・・・」


正男「・・・・・・・・・」


クリス「でも・・・いつまでもクヨクヨしてられないよっ!」


ザトシ「クリスちゃん・・・」


真治「それもそうだな。まずは奴らの切り札を破壊しに行こう」


隼人「僕はこの作戦から降りる。


正男「はぁ?」


隼人「僕はこんな無謀な作戦には参加できない。無能な貴様らだけで逝くがいいww」


ザトシ「テメー!いつまでも調子乗ってんじゃねーぞ!?こっちはテメーを信用して仲間にしてやってんだぞ!?」


隼人「仲間にしてやっている・・・?全く、いつまでも低能なやつらだ・・・。
   僕はいつから貴様らの味方になってやったんだ?僕は浩二さんについて行っただけだ。」


正男「この野郎!!!))殴りかかる」


隼人「フンッ!無能が!貴様に僕は倒せない!」


隼人の瞳孔が水色に変わった。(水属性)


真治「そういえば奴は目の色で自分の属性を変えられるんだったな」


ザトシ「クソが!調子乗りやがって!」


隼人「僕は浩二さんがいたから地球防衛軍に入団したんだっ!
  もうその浩二さんはいなくなった!なら僕はこんな所にいる必要がないんだよ!




真治「馬鹿か!!!!?」


真治が隼人に手を出す前に正男が手を出していた。


正男「そんなこと言っていいのか!?浩二がそれで喜ぶとでも思ったのかよっ!?


隼人「そ・・・それは・・・」


正男「俺達と来い!浩二はまた探そう」


隼人「・・・クソッたれが・・・」


真治「まぁ、仲間割れも終わったことだし・・・行くか・・・研究所へ・・・」


ザトシ「ああ」


正男「待ってくれ・・・」


真治「どうした?」

















正男「・・・クリス・・・お前は待っていろ・・・」