episode21 合流 inserted by FC2 system





ハァハァ・・・


目眩がする。頭がひどく痛い。吐き気もする。


ザトシ・・・しっかりしろ・・・


俺も・・・今にも倒れそうなんだぞ・・・?


ん?医務室・・・。


助かった。しばらくここで休むとしよう。


じゃなきゃ、今にも死にそうだ。


ウィィン))ドアが開く音


真治はザトシを近くのソファに放置しww


真治自身が寝れる場所を探した。


ん?ベッド?


良かった。しばらく寝るか・・・。


しかしそのベッドに誰か横たわっていたのを真治は見逃さなかった。


真治は拳銃を取り出しそのベッドに近づいた。


そして布を取ると・・・・・・・・・














白き包帯が赤く染まりつつある隼人が今にも死に掛けていた姿があった。


真治「は・・・・・・隼人・・・・・・」


俺は一瞬戸惑った。


これは罠では・・・。いや、違う!本物だっ!





真治「隼人!しっかりしろっ!!隼人!!」


隼人は意識を戻さない。


真治「クソッ!!」


真治はそこらへんにある「何でも治し」的なのを隼人に飲ませた。


隼人「ぐほぉあ!!))意識を取り戻す」


真治「大丈夫かっ!?しっかりしろ!」


隼人「全く・・・やかましい奴だ・・・」


真治「元気そう・・・だな」


隼人「あれっ・・・?」


真治「どうした?」


隼人「浩二さんは・・・どこにいらっしゃるんだ?」


真治「いや、知らんが・・・?」


隼人「そ、そんなはずはない・・・僕はジーンにやられて・・・」


真治「ジーン?」


隼人「m.nの手下だ」


真治「それで?」


隼人「・・・・・誰が僕をここに連れてきたんだ?」


真治「浩二・・・じゃないのか?」


隼人「そのはずなんだが・・・」


真治「大体隼人、お前は指名手配犯だろう?それに裏切り者でもある。なら奴らはまず・・・お前を最初に狙うだろう。


隼人「だろうな」


真治「よく考えろ。そんな隼人が気を失っていて奴らがここに運んでくると思うか?」


隼人「・・・・・」


真治「浩二以外は考えにくいな」


隼人「なら浩二さんはどこに・・・?」


真治「それは・・・」


隼人「・・・また行方不明者が・・・」


真治「やめろw」


隼人「!! 待てっ!」


真治「どうした?」


隼人「あくまで僕の推理だが・・・
 浩二さんは僕をここに連れたんだ。
 理由は部屋が荒れているからだ。僕が現役の時、医務室はこんなに荒れていなかった。
 恐らく薬を探したんだろう。しかしなかった。だが浩二さんが探していた所には地図がある。
 その地図は帝国軍m.nの全ての内部が記されている。それで近くの医務室を見つけた。
 もし推理が合っているなら・・・そこに浩二さんはいるはずだ。



真治「・・・長いわ!」


隼人「とりあえず医務室へ行こう!」


真治「ああ。その前にザトシを・・・」


ゴクゴク・・・))なんでも治しを飲ませる


真治「俺もっと・・・」





真治「さて・・・行くか・・・」


隼人「いるといいんだが・・・」


真治「そうだな・・・」


ザトシ「置いてくなっ!」


ウィィン))ドアが開く音


*****************************


〜医務室〜


真治「・・・・・・・・・・いない。


隼人「クソッ!そうだっ!」


隼人はなにやらパソコンに電源を付けいじくり始めた。


ザトシ「なにやってるんだ?」


隼人「出来た!」


真治「これは?」


隼人「監視カメラだ。さっきいた医務室からここまでの医務室までの通路をこれから見る。」


ザトシ「その手があったか!」





普通の廊下・・・


何も映らない。


しかし・・・


浩二が映った。


やはり医務室へ向かっている。


ザトシ「あれっ?」


真治「どうした?」


ザトシ「なぜカメラAからBに浩二が映らない!?」


隼人「な、なに?」


ザトシ「ほらっ、見ろよ!Aに映っているだろ?そして・・・Aの最後になってBに映るとき!!」


真治「浩二が・・・映っていない・・・


隼人「死角で何かがあった・・・。」


ザトシ「行ってみよう!」











死角に行ってみた・・・。そこには・・・・・・・・





















浩二らしき血痕があったのだ。








真治達は再び・・・絶望に陥った。