オープニング inserted by FC2 system





忘れてしまうだろう。







きっと、忘れてしまうだろう。







肩に積もる悲しみは流れながら消え去っていく―――――























外が大変騒がしい。







祭りがやってるから?







―――違う。







何か驚くことが起こったから?







―――違う。























行こう。







一番、希望に満ちていた頃に。







もう時間がない。







俺は頑張った。







それは俺にしかねぎらえないし、俺にしか理解出来ない。







これは仕方のないことだったんだ。























ごめんな。







護ってやれることができなくて。







ごめんな。







辛い思いばかりさせちゃって。







だからこれで最後のお願い。















――――――――――――――。















「あとは・・・頼んだぜ。―――」







































忘れてしまうかもしれない。















一緒に過ごしたことは忘れてしまうかもしれない。















みんなで笑い合った幸せな日々は忘れてしまったかもしれない。















でも魂に刻みあった記憶は忘れない―――






















俺に感動を教えてくれた。















俺に愛を教えてくれた。















俺に大切なモノを教えてくれた。















だから俺は忘れない。















初めて俺を命懸けで護ってくれた・・・あの子のことを。